キャッシングの利息

クレジットカードに付随しているキャッシング機能を利用した場合には、借り入れた元本だけを返済すればよいわけではなく、あらかじめ決められた金利に基づいた利息を含めて返済する必要があります。
この金利に関しては法律で定められており、利息制限法では金利の上限を15~20%と規定されていますので、カード会社は各社ともこの規定の範囲内で利率を設定しています。
以前はグレーゾーン金利と言われるものがあり、利息制限法と出資法の上限金利が異なることからその間のグレーゾーンとなる金利分も支払ったことで返済額が割高になることもありましたが、2006年の法改正によりグレーゾーンが撤廃されたことにより現在では支払額が低く収まり借りやすい状況になりました。

ではクレシットカードでキャッシングをする場合はどれくらいの利息となるのでしょうか。
利率に関してはそれぞれの会社で設定していますので一口にはいえないのですが、一般的には3~18%ほどとなっており、利用可能枠は1万円~500万円ほどに設定しているところが多く、借入額が少ない場合は利率が高くなり借入額が多くなると利率は低くなります。
支払い方式については残高スライドリボルビング・元利定額リボルビング・毎月元金定額返済などと様々あり、支払い回数の設定も含め返済額が左右される要素となりますのでしっかり確認しておく必要があります。

ただクレジットカードでキャッシングを利用する場合には一つデメリットがあり、すでにお持ちのクレジットカードの中からどこで借り入れるかを選択する事になりますので、選択肢は非常に少なくなります。
通常、消費者金融などを利用する際には各社の金利を比較して、他のサービスの兼ね合いも考えつつ最も金利が低いところを選択するのが一般的ですが、お持ちのカードの中から選択する場合には十分な比較ができませんので、できる限り利率が少なくなりお得に使えるカードを選択しましょう。